多くの人が悩まされる妊娠中のつわり。妊娠初期から現れる症状で、つわり時は今まで何も感じていなかったニオイに敏感になります。本記事では、妊娠時のつらい「匂いつわり」の原因と対策について詳しく解説します。
ニオイ対策に便利なアイテムや、不快に感じやすいカビの除去方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
臭気判定士が教える!
つわりとは?つらい期間やニオイの特徴
つわりとは、妊娠時に見られる吐き気・嘔吐・眠気・食欲不振などの症状のこと。妊娠初期から中期にかけて症状が出やすく、次第に軽くなっていく傾向があります。妊娠16週目ごろには、ほとんどなくなると考えられています。
つわり時は、匂いに敏感になる「匂いつわり」の症状が出る可能性があります。普段は気にならなかった匂いが不快に感じられたり、吐き気を催したりするのが症状の特徴です。
つわりで匂いに敏感な期間
つわりで匂いに敏感な期間は、妊娠初期から中期にかけてが一般的です。妊娠5週目から16週目にかけて症状が出やすく、妊娠後期になるにつれ徐々に治まっていきます。
ただし、症状には個人差があり、妊娠後期や出産直前まで長引くケースもあるので注意してください。
つわりで不快に感じる匂いランキング
- 1位「ごはんが炊ける匂い」
- 2位「タバコ」
- 3位「香水、洗剤、シャンプーなど」
- 4位「体臭、加齢臭」
- 5位「食べ物」
つわり期間中は、ごはんが炊ける匂いや食べ物の匂いに敏感になる傾向があります。料理中や冷蔵庫を開けたときなど、普段は平気な匂いも不快に感じやすいので注意が必要です。
タバコ臭や体臭に敏感になりやすいため、仕事から帰ってきた旦那さんの匂いがきつく感じることも。香水・洗剤・シャンプーなど、好きだった合成香料の匂いが不快に変わる可能性も高いです。
つわり時の不快なニオイを楽にする対策5選
つわり時の不快感を和らげるには、適切な対処方法を知ることが重要です。具体的にどんな対策ができるのか、実際にチェックしてみましょう。
定期的に部屋の換気を行う
閉め切られた空間ではニオイがこもりやすいため、定期的に部屋を換気してリフレッシュしましょう。新鮮な空気を取り入れることで、快適な環境を保つことができます。
部屋&家具に染みついた匂いは消臭する
換気をしても不快なニオイが改善されない場合は、消臭剤を使うのがおすすめです。一度染みついてしまった匂いは簡単には取れないので、無香料タイプの消臭剤を使いましょう。
消臭剤にはさまざまな種類があります。常に消臭しておきたいなら設置タイプや吊り下げタイプ、気になるときにサッと使いたいならスプレータイプがおすすめです。
なかにはアレルギーの防止に役立つアイテムもあるので、気になる人はぜひチェックしてください。
苦手なニオイは避けて人に任せる
料理・ゴミ出し・トイレ掃除など、日常の中で苦手と感じる匂いは遠ざけるのもポイントです。家事の中で不快なニオイがある場合は、家族と相談して家事分担をしましょう。
匂いのする食べ物は避ける&冷ます
つわり期間中は、香りの強い料理や薬味などの匂いに敏感になります。食事の選択がつわりの症状に与える影響は大きいため、軽い香りの料理を重点的に選びましょう。
食べ物の匂いは温かい状態だと感じやすいため、冷ましてから食べるのもおすすめです。食事が負担になっている人は、ほんのりと冷めるのを待ってから食べるようにしてみましょう。
好みの香りの香料を持ち歩く
匂いで気持ち悪くなった際は、自分の好きな香りを嗅ぐことで不快感を和らげることができます。レモン・グレープフルーツ・ライム・オレンジなど、柑橘系の香りは気分を落ち着かせるのにうってつけです。
ただし、妊娠前は大丈夫だった香りが苦手になるケースもあるので注意してください。感じ方には個人差があるため、自分に合った香りを探してみましょう。
つわりの匂いのFAQ
匂いつわりについて詳しく知るために、よくある疑問もチェックしておきましょう。
匂いつわりの原因は何?
つわりの原因ははっきりと解明されていませんが、妊娠中はホルモンバランスが大きく変動するため、匂いに敏感になったり吐き気を催したりすると考えられています。つわりの匂いのピークはいつ?
個人差はありますが、妊娠5週目から16週目にかけてが症状の出やすい期間です。妊娠後期になるにつれ徐々に治まっていきますが、人によっては出産直前まで症状が長引くケースもあります。
匂いつわりの割合は?
吐き気・食欲・眠気をはじめ、匂いつわりも代表的な症状のひとつです。つわりは50~80%以上の人が経験するといわれていますが、つわり経験者の中で匂いつわりは60%以上が悩まされています。
まとめ
本記事では、つわり時のニオイ対策について解説しました。不快に感じる匂いを知ることと、その匂いへの対策を知ることが、苦しい匂いつわりを乗り越えるために非常に重要です。家族や友人の助けを借りながら、体に無理のない範囲でニオイ対策をしましょう。